内風呂
うちぶろ
名詞
標準
indoor bath
文例 · 用例
内風呂は兎かくに火災を起し易いからである。
— 岡本綺堂 『明治時代の湯屋』 青空文庫
殊に下町のような人家稠密の場所では内風呂を禁じられていたので、大家と云われるほどの商家の主人でも、大抵は銭湯へ入浴に行った。
— 岡本綺堂 『明治時代の湯屋』 青空文庫
明治以後はその禁制も解かれ、且は地方人が多くなった為に一時は内風呂が頗る流行したが、不経済でもあり、不便でもあるというので、明治の中頃からは次第に廃れて、大抵は銭湯へ行くようになった。
— 岡本綺堂 『明治時代の湯屋』 青空文庫
大正以後、内風呂がまた流行り出して、此頃は大抵の貸家にも風呂場が附いているようになったが、それが又どう変るか判らない。
— 岡本綺堂 『明治時代の湯屋』 青空文庫
「ここの店には内風呂があるんですか」と、半七はまた訊いた。
— 熊の死骸 『半七捕物帳』 青空文庫
店の者は車湯へまいりますが、奥では内風呂にはいります」「この頃に風呂の傷んだことはありませんかえ」「よく御存じで……」と、四郎兵衛は相手の顔をみた。
— 熊の死骸 『半七捕物帳』 青空文庫
「去年の暮に、備前屋の内風呂が傷んだので、娘はおまえの湯へ来たそうだな」と、半七はまた笑った。
— 熊の死骸 『半七捕物帳』 青空文庫
しかしその計略がうまく運ばないので、娘もひとりで焦れ込んでいるうちに、内風呂がまた傷んだ。
— 熊の死骸 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
例句