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名詞
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標準
文例 · 用例
畢竟、認識するということは、この混無秩序な宇宙について、主観の趣味や気質から選択しつつ、意味を創造するということに外ならない。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
要するに現時の詩人は、日本文明の混たる過渡期に於ける、一の不運な犠牲者である。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
実に吾人の痛感するあらゆる不運は、現代の混たる日本文明そのものに原因している。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
なぜなら詩の言語は、文化の最後に咲く花であり、混たる今日の時代のものに属しないから。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
我れは踏まれたる石なり家はその上に建つべし「詩人」という言葉は、我々の混たる過渡期にあっては、実の芸術家を指示しないで、むしろ文明の先導に立つ、時代の勇敢なる水先案内――航海への冒険者――を指示している。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
何れにしても、それは成つてみれば運命の臼の加減といふほかないのであるが、成つてみるまでは人には各々胸の混、直観としてのイデエがあるばかりである。
中原中也 青年青木三造 青空文庫
霧がまた少し来た、夜になると、甲府市の電燈が黄いろの珠のように、混の底から、ボーッと見えた、先刻の汽船といい、この電燈といい、人間に遇わずに、山から山を伝わって、野獣のような生活をつづけていた人々の胸をおどらせた。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
人々は、眼を上げて、世界の出来事を見ると、地獄と極楽との絵を重ねて見るような、混さを覚えた。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫