未開野蛮
みかいやばん
名詞形容動詞
標準
primitive and barbarous
文例 · 用例
殊に内地と違いまして未開野蛮な……むしろ神秘的な処の多い北海道の出来事ですからね。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
いずれも美しい虫を佩びる人の容が艶多くなり、根相の物を食えば勢を強くすてふ同感説に基づいて大いに行われたが、追々経験して表面ばかり相似た物同志の間に必ずしも何の縁も同感もないと分った今日、滑稽がかって来たかかる媚薬は未開野蛮民にあらずんば行われぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
夫唱婦和などと申す事は男の方が自分の都合のいいように設けられた教で、根が女を対等に見ぬ未開野蛮のあさましい思想から出ております。
— 与謝野晶子 『離婚について』 青空文庫
昔には夫唱婦和で表面だけにせよ家庭が治った御治世もありましたから当時の道徳としてはそれで好かったかも知れませんが、婦人の目が開き掛けて男と対等の地位を自覚しようとする今日に、まだそのような未開野蛮時代の道徳で婦人を圧え附けようとする教育家諸先生の頭脳の古風なのに驚かねばなりません。
— 与謝野晶子 『離婚について』 青空文庫
夫婦が対等の位地で互に尊敬し自然に相和して行かれるような立派な道徳の上に家庭を作る事を教えないのは未開野蛮の遺風です。
— 与謝野晶子 『離婚について』 青空文庫
もちろん、精神病の病理に当てはまるものでもなく、単なる風俗上の奇現象に止まるものであるが、「文化」の観点からは、むしろ最も重大視せらるべき傾向であり、その部分だけをみれば、かの未開野蛮と界を接し、文明の性格に照らせば、類例のない畸形的人間像をかたちづくつてゐるものである。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫
たとえ未開野蛮の地というとも、先住民のいない国土はない、新入者と先住民との争いが当然起ります、先住者のないところには、新入者同士の争いが起ります。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
けだし今日のいわゆる文明世界に向かって未開野蛮の人民をして一歩を転ぜしめたるものはなんぞや。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、野蛮な行為を「未開野蛮」だと非難した。
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現代社会から見れば、過去の慣習の中には未開野蛮に思えるものもある。
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「なぜそんな未開野蛮なことをするんだ?少しは理性を持て!」
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