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人肉

じんにく
名詞
1
標準
human flesh
文例 · 用例
兵隊が帰って来た晩の街頭の人肉市場の光景もかなりに露骨であるが、どこか少しこしらえものらしいところもある。
寺田寅彦 映画雑感(4) 青空文庫
それと一緒に誰一人肉親のものを持たぬ私の淋しさがヒシヒシと身に迫って来て、いうにいわれぬ悲しさがあとからあとからこみ上げて来た。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
悪魔は今其の肉を欲する、血を求むる……仏が鬼女を降伏してさへ、人肉のかはりにと、柘榴を与へたと言ふでは無いか。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
戦争の過ぎた跡へかけ付けて、なま臭い人肉を喰う狼見た様な犬がうろ付いとる間で、腰、膝の立たんわが身が一夜をその害からのがれたんは、まだ死をいそぐんではなかろて、勇気――これが僕にはほんまの勇気やろ――を出して後方にさがった。
岩野泡鳴 戦話 青空文庫
その伯父は目下奇術師で、朝野の紳士を散々飜弄した揚句、行衛を晦ましている毒婦、雲月斎|玉兎女史とくっ付き合って、目下、銀座のどこかで素晴らしい人肉売買をやっている事を私はチャント知っている。
夢野久作 冥土行進曲 青空文庫
日印××なぞといって銀座街頭で南洋女の人肉売買をしているんだ。
夢野久作 冥土行進曲 青空文庫
其中に、不図『人肉』は何うだらうと考へ出した。
村山槐多 悪魔の舌 青空文庫
夢にも人肉を夢みた。
村山槐多 悪魔の舌 青空文庫
作例 · 標準
人肉食は、多くの文化でタブーとされている。生存のために人肉を食すという、悲惨な状況に置かれた人々もいた。「まさか、そんな物語があるなんて。人肉が出てくるなんて、ちょっと怖いな。」
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