蔵法師
くらぼうし
名詞
標準
文例 · 用例
小宮山は三蔵法師を攫われた悟空という格で、きょろきょろと四辺を※しておりましたが、頂は遠く、四辺は曠野、たとえ蝙蝠の翼に乗っても、虚空へ飛び上る法ではあるまい、瞬一つしきらぬ中、お雪の姿を隠したは、この家の内に相違ないぞ、這奴!
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
どんな危険に陥った場合でも、彼はただ、今自分のしている仕事(妖怪を退治するなり、三蔵法師を救い出すなり)の成否を憂えるだけで、自分の生命のことなどは、てんで考えの中に浮かんでこないのである。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
五百年|経って、天竺への旅の途中にたまたま通りかかった三蔵法師が五行山頂の呪符を剥がして悟空を解き放ってくれたとき、彼はまたワアワアと哭いた。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
三蔵法師は不思議な方である。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
この意気地のない三蔵法師に、我々三人が斉しく惹かれているというのは、いったいどういうわけだろう?
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
三蔵法師は、大きなものの中における自分の(あるいは人間の、あるいは生き物の)位置を――その哀れさと貴さとをハッキリ悟っておられる。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
まったく、悟空のあの実行的な天才に比べて、三蔵法師は、なんと実務的には鈍物であることか!
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
三蔵法師の場合はどうか?
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
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蔵法師(くらほうし)とは、中世京都における土倉経営者のこと。山法師・土蔵法師・土蔵坊主とも。
出典: 蔵法師 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0