我観
がかん
名詞
標準
文例 · 用例
こゝで敬坊と樹明君との人物について、我観論を書き添へて置くのも悪くあるまい、両君とも純情の人である、そしてそれは我儘な人であり、弱い人であることを示してゐる、純なるが故に苦しみ我儘なる故に悩む、君よ、強い人となれ、私も。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
「我観」では、一番先きに正宗白鳥の『金』を読んだ。
— 田山録弥 『三月の創作』 青空文庫
今度我観社といふところから「復興期の精神」といふ本をだした。
— 坂口安吾 『花田清輝論』 青空文庫
今度我観社というところから「復興期の精神」という本をだした。
— 坂口安吾 『花田清輝論』 青空文庫
編注〔4〕 長谷部言人「石器時代住民論我観」(『人類学雑誌』第三二巻第一一号、大正六年一一月)。
— 喜田貞吉 『遺物・遺蹟と歴史研究』 青空文庫
私の眼にうつる中野君は、馬車馬的の勇者、才気の奔溢する中野君ではなくて、慈愛にみちた、残忍なことは、それこそ虫一つ殺すにさえ堪え得ない、極めてデリケートな心の持ち主であった」「我観」が捲き起した衝激 私が、はじめて中野正剛に会ったのは、大正十二年、秋、関東大震災直後のある日である。
— ――主観的な覚え書き 『叛骨・中野正剛』 青空文庫
これが、彼の岳父であり、恩師である三宅雪嶺とともに創刊した「我観社」の事務所だった。
— ――主観的な覚え書き 『叛骨・中野正剛』 青空文庫
「我観」は、その前、明治時代からつづいていた「日本及日本人」を基盤として新装一変した綜合雑誌で、中野正剛独力の経営によるものであった。
— ――主観的な覚え書き 『叛骨・中野正剛』 青空文庫