就
就
名詞
標準
文例 · 用例
其の原因に就いて考えて見たらば、又種々な理由があって、随分と面白くない原因などを発見するであろうと思われる。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
家庭という問題に就いて、一つの標準を立て得るであろうか、其の標準が立たないとした時には、何を目安に家庭問題を説くか、頗る取り留めなき事と云わねばならぬ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
一個人に就いても決して一定して居ない、妻のない時、妻のある時、親というものになっての家庭、子に妻なり婿なりの出来てからの家庭、此の如き調子に家庭の趣というものは、千差万別、少しも一定して居るものでない、標準などいうものの立ち様のないのが、家庭本来の性質である。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
両親は左程には思われぬ、眼を病めば盲人になる人もある、近眼位なら結構じゃ、百姓の子が百姓するに不思議はない、大望を抱いて居ても運がたすけねば成就はせぬもの、よしよしもう思い返して百姓するさ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
それに就ても、近頃の『アラヽギ』で予の最も※しいのは石原純君の歌である。
— 伊藤左千夫 『歌の潤い』 青空文庫
十年以前より連作論を唱えた予は、近日更に連作に就て一論を試みたく思うて居る際に、以上の四連作を得たことは、予に取って非常に嬉しいのである。
— 伊藤左千夫 『歌の潤い』 青空文庫
きょうは午后から鵞口瘡疫の事に就て。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
それが内容の如何と云ふことでなく、技巧の上手下手と云ふことでもなくて、既成創作が含める生命の分量如何に就て、必ず著しい物足らなさを気づいて来るに違ひ無いと思ふのである。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫