吏読
りと異読 りとう
名詞
標準
Idu (archaic writing system that uses Chinese characters to represent the Korean language)
文例 · 用例
その空をみながら、また街の中をみながら、歩いてゆく私はもはや此の世のことを考へず、さりとて死んでいつたもののことも考へてはゐないのです。
— 中原中也 『死別の翌日』 青空文庫
分類が終るや能事足れりとなす所に、現代インテリの過ちがあり、恐らくこの過ちが彼を不幸にした大きい理由であつたと云へよう。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
山賊仲間に聖者のゐたためしは先づないが、修道院の中には天使から悪魔までがずらりとゐる。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
認められること余まりに遅かつたためには、もつと作品の実質に関係ある、謂はば有機的理由ありとする人々があるであらうが、恐らくそれは間違つてゐる。
— 中原中也 『宮沢賢治全集』 青空文庫
私自身が無名でさへなかつたならば、何とかしたでもあつたらうけれど、私が話をした知名の人達はどう迂つ闊りとしてゐたものか。
— 中原中也 『宮沢賢治全集』 青空文庫
浪のうねりと白歯が見える。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
夜景萩原朔太郎高い家根の上で猫が寢てゐる猫の尻尾から月が顏を出し月が青白い眼鏡をかけて見てゐるだが泥棒はそれを知らないから近所の家根へひよつこりとび出しなにかまつくろの衣裝をきこんで煙突の窓から忍びこまうとするところ。
— 萩原朔太郎 『夜景』 青空文庫
駅長宮沢賢治ことことと行く汽車のはて温石いしの萱山の上にひとつの松ありてあるいは雷にうたれしや三角標にまがへりと大上段に真鍮の棒をかざしてさまよへりごみのごとくにあきつとぶ高圧線のま下にて秋をさびしき白服の酒くせあしき土木技手いましも汽車を避け了へてこなたへ来るといまははた急ぎガラスを入りにけり
— 宮沢賢治 『駅長』 青空文庫
作例 · 標準
吏読の研究を通じて、漢字がどのように朝鮮語の表記に翻案されたかを調査している。
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古い古文書には、吏読によって書かれた行政記録が数多く残されている。
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ハングルが創製される以前、朝鮮半島では吏読が公文書の作成に広く用いられていた。
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ウィキペディア
吏読 とは、漢字による朝鮮語の表記方法の一つである。「吏書」、「吏道」、「吏刀」、「吏吐」などとも呼ばれる。三国時代に始まり、19世紀末まで用いられた。古代朝鮮語の資料の一つに数えられる。
出典: 吏読 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0