押しなべて
おしなべて
副詞頻度ランク #40244 · 青空 0 例
標準
in general
文例 · 用例
それらを押しなべてこうえふと云つてるのだが、その光りあるけしきは、本年はまだ霜や風がひどくないので、これからまだ暫らく盛りだと云ふ。
— 岩野泡鳴 『鹽原日記』 青空文庫
現代一流の科学者は勿論のこと、全世界のありとあらゆる種類、階級の人々は、プロとブルとを押しなべて皆、脳髄で物を考えているつもりで生きているんだ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
日本画の伝統について見れば、もちろん古人には幾多の優れた人がいるが、現代日本美術の水準は、日本画、洋画押しなべて世界第一流のものとは直ちに断定し得ないのである。
— 藤島武二 『画室の言葉』 青空文庫
しかし、それぞれ評価のすべてを貫いて流れるものは美への好尚であり、押しなべて山想う心である。
— 松濤明 『山想う心』 青空文庫
いったい彼の風貌や性格には、つまり押しなべて彼の生まれつきには、何かしら捕捉しがたい魅力があって、それが女の気を惹いたり、女を誘い寄せたりするのだった。
— DAMA S SOBACHKOI 『犬を連れた奥さん』 青空文庫
だが自然科学に就いては唯物弁証法などはただのフラーゼに過ぎない、とでもいうかのように、「権威ある」自然科学者や技術家は押しなべて反マルクス主義者なのである。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
世界のファッショ達は押しなべて道徳屋であることは有名である。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
むろん、押しなべて彼らは一様な貧書生であった。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
作例 · 標準
例句