常住坐臥
じょうじゅうざが
副詞名詞
標準
at all times
文例 · 用例
この花やかにしゃちこばった気分がドイツ大学生特にいわゆるコアー学生の常住坐臥を支配しているように思われるのであった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
「小指は高くゝりの覚」で貸借の争議を示談させるために借り方の男の両手の小指をくくり合せて封印し、貸し方の男には常住坐臥不断に片手に十露盤を持つべしと命じて迷惑させるのも心理的である。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
常住坐臥に不愉快なことがあったとしても、腹をさすって、笑っていなければならぬ。
— 太宰治 『作家の像』 青空文庫
例せば支那から多量に年々輸入した竜眼肉てふ果物は、温補壮陽の妙薬として常住坐臥食い通した貴族富人が多かった。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
彼は常住坐臥あまり人間のことなど考えていそうでもなく、自然の動きと数の組み合せだけ考えつづけているためか、惑いのない動かぬ独特な微笑を湛えていた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
然し、その老人が本当に一流の達人ならば、剣や木刀を手にしなくても、常住坐臥の姿に於て、特殊の感銘を人に与える筈である。
— 豊島与志雄 『表現論随筆』 青空文庫
八「家」の観念を基礎とした様々な現象が、日本文化の特色の一つであるとすれば、「道」の思想に貫かれた日本人の常住坐臥の法則もまた、文化的にみて、異色あるものであります。
— ――力としての文化 第二話 『日本文化の特質』 青空文庫
だから宿屋の番頭をしながらも経済界のことには勉強も注意も怠らず、株屋だの銀行員の客とみれば根掘り葉掘り訊きだして経済界の実相というものを身につけようと努力し、父亡きあと直ちに父の会社の社長におさまっても一ぱし通用できるように常住坐臥怠るところがないのであった。
— 坂口安吾 『心霊殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
常住坐臥、武道の精神を忘れないよう自分を厳しく律している。
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彼は常住坐臥、片時も本を手放さないほどの読書狂だ。
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仕事のことが常住坐臥、頭から離れなくて困っている。
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