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名詞
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標準
文例 · 用例
醗酵し切らない濁酒のやうな不純な、鈍重な、齒切れの惡い鬱が何所からともなく私の心と肉とをさいなんでかゝる。
有島武郎 青空文庫
冬が北國を訪れて、眼に見る限りのものを鬱な黒と白とに變へてしまつてから四ヶ月が經つ。
有島武郎 青空文庫
彼は偉大なのらくら者、鬱な野心家、華美な薄倖児である。
太宰治 虚構の春 青空文庫
こんなことを考へて居るうちに、俺は段段|欝な気分になつて来た。
平出修 公判 青空文庫
の義の「いぶせし」は氣噴狹しの意にして、憂ふる者の氣噴は暢達寛大なる能はざるの實に副うて居る。
幸田露伴 努力論 青空文庫
の義の「いぶせし」は気噴狭しの意で、憂える者の気噴が伸びやかでない様の実際に副っている。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
觀棚は内壁の布張汚れ裂けて、天井は鬱きまで低し。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
手狭な鬱しい彼の六畳の書斎にはとてもそぐわない雰囲気であった。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫