火点し
ひともし
名詞動詞-サ変
標準
lighting a torch
文例 · 用例
S=茶店の表 火点し頃。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
岸本はこの珍客が火点し頃を選んでこっそりと訪ねて来た意味を直ぐに読んだ。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
火点しごろ過ぎて上田に着き、上村に宿る。
— 森鴎外 『みちの記』 青空文庫
風邪をひいて寝ていた私は、火点し頃になってようやく目をさました。
— 公娼存廃論者への参考資料としての実例 『ある遊郭での出来事』 青空文庫
……汽車の発着のない火点し頃の構内で、ガランとした三和土の上に立つて、何かこれでもう考へ落した事はなかつたかと思つて見た。
— 犬養健 『愚かな父』 青空文庫
これはぜひともしかるべき人々の慎重な考究にまつべきではないかと思う。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
式部卿の宮は来年が五十におなりになるのであったから、紫夫人はその賀宴をしたいと思って仕度をしているのを見て、源氏もそれはぜひともしなければならぬことであると思い、そうした式もなるべくは新邸でするほうがよいと、そのためにも建築を急がせていた。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
どうした事かと案じていると、お常一人がひともし頃に、泣き込んできたではございませんか。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
「ほら、火点しがないと何も見えないじゃないか!」
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「提灯に火を点し始める準備ができたよ。」
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葬列の先頭を歩く人が、松明に火を点し続けている。
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標準
person who leads a funeral procession with a torch
作例 · 標準
火点しが暗闇を切り裂き、神殿へと続く道を照らしていた。
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夜警の火点しが、街の石畳をぼんやりと照らしていた。
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彼は、儀式の火点しとして、松明を掲げて厳かに歩みを進めた。
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