莫大小
メリヤス異読 メリアス
名詞
標準
knitted fabric
文例 · 用例
埃と白墨の粉の染みた詰襟の洋服に着替へ、黒い鈕を懸けながら職員室に出て来ると、目賀田は、補布だらけな莫大小の股引の脛を火鉢に焙りながら、緩りとした調子で雀部と今朝の霧の話を始めてゐた。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
七月の白き真昼、空気の汚穢うち見るからにあさましく、いと低き瓦の屋根の一円は卑怯に鈍く黄ばみたれ、あかあかと屋上園に花置くは雑貨の店か、(新嘉坡の土の香は莫大小の香とうち咽ぶ。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
此時は、両軍の距離が十米で、陸軍の旧制服や、海兵服や莫大小の股引等の服装をした薩兵が、手にとる如く見えた。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
マーキュ おゝ、ても善う※るわ、寸から尺に伸びる莫大小口とは足下の口ぢゃ。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
低い軒に青い暖簾がかかって、淋しい日影に曝された硝子のなかに、莫大小のシャツや靴足袋、エップルのような類が、手薄く並べられてあった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
「あの人の家は、浅草の区役所の裏の方だそうですよ、退院したら、きっと遊びに来てくれなんてね、莫大小の工場なんかもってかなり大きくやっているらしいんですよ。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
お島は時々|細い格子のはまった二階の窓から、往来を眺めたり、向いの化粧品屋や下駄屋や莫大小屋の店を見たりしていたが、檻のような窮屈な二階に竦んでばかりもいられなかった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
お島は時々細い格子のはまった二階の窓から、往来を眺めたり、向いの化粧品屋や下駄屋や莫大小屋の店を見たりしていたが、檻のような窮屈な二階に竦んでばかりもいられなかった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
作例 · 標準
昔の肌着は、肌触りの良いメリヤス製が多かった。
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メリヤス生地は伸縮性に優れているため、運動着によく使われる。
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彼女はメリヤスで赤ちゃんの靴下を編んでいる。
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