講元
こうもと
名詞
標準
文例 · 用例
あれこれとおっしゃっても、まず古市では三由屋で、その上に講元のことでござりまするから、お客は上中下とも一杯でござります。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
金毘羅で講元をしていた大きな無尽の掛け金を持って、お庄は取り縋るこの子供を負いながら、夕方から出かけて行った。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
今度も、先達に講元を兼ねてゐるので、大きな藁家の傍に一坪ばかりの土地を淨めて、神籬を立て、八足の机を置き新菰を敷いて、大神宮樣が祀つてある。
— 上司小劍 『石川五右衞門の生立』 青空文庫
親方井坂さんは腕の好い仕立職人だが、どうもじっとして仕事がしていられないと見え町内のことから、何からかから、成田山の講元でもあれば裁判所のことにも興味をもっていた。
— 長谷川時雨 『古屋島七兵衛』 青空文庫