歇私
歇私
名詞
標準
文例 · 用例
一寸おきき、何処かで千鳥が鳴く、歇私的里の霊、濡れに濡れた薄あかりの新内。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
真赤な歇私的里の鶏頭、 お岩稲荷大明神様…… 不図、俺は気がついた、何といふ坐り態だ、まるで汝の肉体は白痴の女見たいにぶくぶくだねえ、だらしのない、どんなに暑くたつて、もつとチヤンと坐つておゐでなさい。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
だんすあらしあらししだれやなぎに光あれあかんぼのへその芽水銀|歇私的利亞はるきたりあしうらぞあらしをまろめ愛のさもわるに烏龍茶をかなしましむるかあらしは天に蹴上げられ。
— 山村暮鳥 『聖三稜玻璃』 青空文庫
三千代は歇私的里の発作に襲はれた様に思ひ切つて泣いた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
三千代は歇私的里の発作に襲われた様に思い切って泣いた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
「ホホホホ」 歇私的里性の笑は窓外の雨を衝いて高く迸った。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
けれども今まで兄からこう歇私的里的に出られた事がないので、自分も実は途方に暮れてしまった。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
歇私的里風なところはほとんどなかった。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫