書きなぐる
かきなぐる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to scribble (down)
文例 · 用例
二人の文章の一端を捉へ來つて對象してみれば、前者のそれには如何に神經が鋭く行きわたり、また一字一字が如何に骨を折つて書かれてゐるかが忽ち感じられるし、後者のそれには如何に筆勢が躍動して、時にはやや粗雜に書きなぐるといふほどに筆が走りまはつてゐるのを忽ち感じるであらう。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
あとから来たのは、シネマ時報の記者でしょう、機嫌をそこねると出鱈目な悪口を書きなぐるんです。
— 平林初之輔 『アパートの殺人』 青空文庫
わたしも松島記念大会に招かれて、仙台、塩竈、松島、金華山などを四日間巡回した旅行中の見聞を、手当り次第に書きなぐるにあたって、この五色筆の名をちょっと借用することにした。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
檀家に手紙でも書く折には、上手にまかせて草書でさつと書きなぐるので、貰ひ手の方では幾度見かへしても読み下せない事が多かつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
酔ふて書きなぐる、いつもの私のやうに。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
しようことなしに、暮羊君から墨を借りて、半切四枚書きなぐる、いつものやうに悪筆の乱筆、仕方がないといへばそれまでだけれど、あまりよい気持ではない、そしてそれを急いで送るべく――早く物に代へて貰ひために、ポストまで出かける、ついでにうどん玉を買ひたかつたが、かなしいかな、銭がなかつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
裏の子供に墨をすらせて、半切二三枚書きなぐる、それをやあさんの店に届け、ついでに図書館へまはつて新聞を読んで戻る。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
九時、さよならをする、小郡の樹明君を訪ねる、久しぶりに談笑する、望まれるまゝに半折数枚書きなぐる、梅焼酎はよかつたよかつた。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
作例 · 標準
講義中、重要なポイントをメモ帳にひたすら書きなぐった。
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アイデアが閃いた瞬間、逃さないように紙切れに書きなぐった。
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彼は電話で話しながら、相手の言葉を適当に書きなぐっていた。
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「ちょっと待って!この情報、急いで書きなぐって!」
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