目にしみる
めにしみる
表現動詞-一段
標準
to sting one's eyes
文例 · 用例
火が近くて、顔がほてり、煙が目にしみる。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
万一とんでもないことを仕|出来したりすると申訳ありませんからね……」 十八日は、空の色が目にしみる快晴であった。
— 宮本百合子 『牡丹』 青空文庫
赤児は石鹸の目にしみる度にいぢらしい顰め顔を繰り返した。
— 芥川龍之介 『或阿呆の一生』 青空文庫
そのことですが……」と亀之介は葉巻の煙が目にしみるか瞬きをして「雇人たちはずいぶん早くから私の室の戸の外まで来てそれを知らせたそうですが、実のところ私はそれを夢心地に聞いていまして――昨夜は呑みすぎましてな――本当にはっきりとそのことを知って目が覚めたのは、今から一時間ほど前なんです。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
その一つを手折つて見ると、その葉は縮緬の皺のやうにちぢれてゐて、それが目にしみるほどの強烈な香りを放つてゐた。
— 堀辰雄 『恢復期』 青空文庫
ふと目が行くと、慌てて目をそらし、そしらぬ顔をするといふテイタラクで、さういふ時、窓へ目をそらし、窓から見た京都の山々のクッキリと目にしみる切なさは、その山影をだいて死にたいやうであつた。
— 坂口安吾 『再版に際して〔『吹雪物語』〕』 青空文庫
陽射のクッキリした伊豆の山々の景色が見え、その山陰の情慾の絵図が鮮明な激しい色で目にしみる。
— 坂口安吾 『外套と青空』 青空文庫
人家と山の多いのが、目にしみる。
— 坂口安吾 『風流』 青空文庫
作例 · 標準
玉ねぎを切っていると、辛い臭いが目にしみて涙が止まらなくなった。
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夜空の星の光が、あまりに強すぎて目にしみるようだった。
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乾燥した空気の中で、煙が目にしみて咳き込んだ。
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