放火犯
ほうかはん
名詞
標準
arson
文例 · 用例
――○―― 放火犯の心持、 寥しさに火をいじることから始り、心の寥しさが増すにつれて、大きな火をいじるようになる。
— 宮本百合子 『一九二三年夏』 青空文庫
昼頃になつて、その乞食が、三回に渉る放火犯人だと云ふ事と同時に、此の村や、其他近在を充分に驚かし得るような事の内容が、村の人達の間に伝はりました。
— 伊藤野枝 『火つけ彦七』 青空文庫
処が、三十年と云ふ長い月日が経つてから人々に忘れられた時、彼れは見る影もない乞食姿になつて瀕死の体を故郷に運び、さうして放火犯人として捕へられたのでした。
— 伊藤野枝 『火つけ彦七』 青空文庫
しかも彼れは、放火犯として、前科二犯も持つてゐる放火狂なのでした。
— 伊藤野枝 『火つけ彦七』 青空文庫
身に殺人犯放火犯の覚えがあるなら呼出状に接しましても出頭して居りません。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
尤も、ソヴェトの人民裁判所というのは、人殺しや放火犯は扱わない。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
「放火犯人は役場員だというのでな」「けしからんことだ」と猛太は叫んだ。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
何事によらず、そうですとも」 余はむしろ彼自身がそのような放火犯人にふさわしいと考えたが、彼の物腰も言葉もいかにも分別と落付きに富む風情で、変った様子は見受けられなかった。
— 坂口安吾 『中庸』 青空文庫
作例 · 標準
警察は、現場に残された足跡と防犯カメラの映像から、放火犯の行方を追っている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
この町で相次ぐ不審火は、同一放火犯による連続放火事件として捜査本部が設置された。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は放火犯として無実の罪を着せられたが、粘り強い弁護活動の末、真犯人が捕まり釈放された。
幻辭AI · gemini-2.5-pro