諸行
しょぎょう
名詞
標準
all worldly phenomena
文例 · 用例
人生の不如意を、諸行無常を眺めやる人間の顔として、なんで、この上、一点の描き足しを附け加える必要があろう。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
」と大喝して女を力まかせに殴り、諸行無常を観じ、出家にならねばならぬと覚悟を極めた次第で、今日つらつら考えると私のような野暮で物欲しげで理窟っぽい男は、若い茶屋女に好かれる筈はなく、親爺のすすめる田舎女でも、おとなしくもらって置けばよかったとひとりで苦笑致して居ります。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
しかも、諸行無常を観じ出家遁世するのは、上品な事で、昔の偉い人はたいていこれをやっているのです。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
わたくしに言わすれば、私たち二人の身の上に深くも眼覚めて来た諸行無常の苦しみを、かゝる耳掻きで耳の垢掻くほどの人事では滅多に忘れ得るものではなかったのだと思います。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
諸行無常のメリーゴーラウンドに乗っているこどもです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
彼も人生を諸行無常のメリーゴーラウンドと感じて、楽みを恣にするときの人間の哀れさを胸に覚え出したためでしょうか。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
嘗てあれほどわたくしの身にひし/\と食い入った諸行無常の小夜嵐も松の音とのみ上の空に聴き澄まして通し過せるのでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたくしも諸行無常に疲れて、回避の半年ほども謎に住するうち、おかしなことに諸行無常が少しは恋しくなって来ました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
仏教では、「諸行無常」として、この世の全てのものは移り変わると説かれる。
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彼は、諸行の移り変わりを悟り、執着から解放された。
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諸行は苦であり、その実相を見抜くことが悟りへの道となる。
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標準
(Jodo school) all practices other than recitation of the nembutsu prayer
作例 · 標準
浄土宗では、念仏以外の諸行は往生のための助けにはならないと説かれることもある。
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彼は、念仏の他に、諸行(読経や座禅など)にも励んだが、師は念仏こそが本道だと諭した。
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浄土真宗の教えでは、諸行に頼るのではなく、阿弥陀仏の本願に帰依することが強調される。
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