幻辞.com

席主

せきしゅ
名詞
1
標準
文例 · 用例
壁ぎわの板廊下を木戸口のほうへ急いだかと思うと、すぐ席主の幸七を呼んで引っ返して来た。
影人形 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
」 旦那というのは、席主の幸七のことだった。
影人形 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
おい、武右衛門さん――声を掛けて揺すぶってみたんですが、なんだか様子が変だから、席主の旦那を呼びに木戸へ引っ返したんでございます。
影人形 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
」「紋之助さんとおこよさんは、あっしが席主の旦那を呼びに引っ返して、いま親分と一緒にここへ来るあいだに、何も知らねえで化粧部屋へはいったものでごわしょう。
影人形 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
銀兵衛が立ち去って行くと、藤吉は、席主の幸七と葬式彦兵衛を伴れて、高座の上り口近い、はだか蝋燭の立っている戸のそばまで、引っ返した。
影人形 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
」 言いながら、ちらとおこよを顧みた円枝の眼に、押さえきれない誇らしい影のあるのを看て取った藤吉は、これは、円枝はこの女に大分心を動かしているな、ことによると、このふたりのあいだに――と、ひそかに結びつけて当りをつけながら、何気なく藤吉が言葉を向けたのは、うしろにいる席主の幸七へだった。
影人形 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
横浜を打上げて帰阪すると、松の亭の席主が八百円の金を貸してくれたので播重と手を断つことになったのであった。
長谷川時雨 豊竹呂昇 青空文庫
僕の眼鏡によつて、この人物を碁会所の席主といふ形にした。
坂口安吾 囲碁修業 青空文庫