実のない
みのない
表現形容詞
標準
insubstantial
文例 · 用例
花盛りで一つも実のない、ない実の、そのあって可い実の数ほど、大きな蝦蟇がのそのそと這いありく。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
曰く、これでは地味が荒れ果てる、無代で広い背戸を皆借そうから、胡瓜なり、茄子なり、そのかわり、実のない南瓜を刈取って雑草を抜けという。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
ニュースから聞こえてくる受験生の嘆きは、実のない男に入れ上げたばかな女の人生相談に聞こえた。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
もし夏の日の永き田舎の無聊なる様を言はんとならば実のない枇杷の木でなくては趣が写らぬ。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
しかし夏の枇杷であれば実のないとも限らぬ。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
友達にはむろん先輩にさえ、気がどうかしていると思われる位に実のない冗談を持ちかける。
— 金史良 『故郷を想う』 青空文庫
実のない稲、腐る稲、流される稲、砂をかむってとれぬ稲――米は不作どころではないかもしれぬという予想が、どこの農家にも拡がった。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
真実のない東京にみきりをつけて、山か海かの自然な息を吸いに出たいものなり。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
作例 · 標準
彼の話はいつも実のない内容ばかりで、聞くのが疲れる。
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実のない議論を続けても、何の解決にもならない。
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夢ばかり語って実のない行動が多い人は、なかなか成功しない。
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