行観
ぎょうかん
名詞
標準
文例 · 用例
蕪村研究の盛んなことは、芭蕉研究と共に、今日において一種の流行観をさえ呈している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
当方三十一歳、身長五尺三寸、体重十三貫二百匁、強健にして元気旺盛、職業薬業、趣味読書旅行観劇其他、新時代の流行物。
— 橋本五郎 『自殺を買う話』 青空文庫
「モラル」という流行観念の実際のニュアンスは、もっと形式的な処にあり、又その形式そのものをその独自の内容として居坐らせたものに他ならない。
— 戸坂潤 『道徳の観念』 青空文庫
――単なる感覚主義にはモラルがないと云っても好いだろう(モラルというこの流行観念には信用出来ない点があるのだが夫は後で云おう)。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
けれど五|行観も、宿星学も、これは根深く、黄土大陸の庶民に、久しい間信ぜられていた根本の宇宙観であり、それと結ばれていた人生観でもあったのだから、これを否定しては、「三国志演義」は成り立たないことになる。
— 篇外余録 『三国志』 青空文庫