固め
かため
名詞-の形容詞形容動詞名詞頻度ランク #6174 · 青空 203 例
標準
somewhat hard
文例 · 用例
八十八夜を記念しようという、なんの意味もない決心を笑いながら固めて、二人、浅草へ呑みに出かけることになったのであるが、その夜、私はいっそく飛びに馬場へ離れがたない親狎の念を抱くにいたった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
僕は今擲ぐらうか今擲ぐらうかと思つて拳固まで固めてゐたんだけれど、罰するのは神様の務めで人間のすることぢやないと思つたからギユーギユーいつて我慢したんだつたが……」 停留場に来るまでにS子の従兄に当る男が彼にこんなことを言つた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
埃つぽい制服に身を固めた「學生」といふ全然特殊の人間である。
— 太宰治 『諸君の位置』 青空文庫
これを巡ると、大宮口から吉田口に到るまでの間に殊に多く灰青色の堅緻なる熔岩流があり、漆喰で固めたように山を縦に走っている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
とある横町をちょっと山の方へ曲り込んでみると、道に向って倒れかかりそうになったある家に支柱をして、その支柱の脚元を固めるためにまた別のつっかい棒がしてある。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
全體その天井や壁が灰色の陰影だけで出來てゐるのか、つめたい漆喰で固めあげられてゐるのかわからなかった。
— 宮澤賢治 『圖書館幻想』 青空文庫
質量という考えを明らかにするにはどうしても力という考えを固めなければ工合が悪い。
— 寺田寅彦 『物質とエネルギー』 青空文庫
習字と漢籍の素読と武芸とだけで固めた吾等の父祖の教育の膳立ては、ともかくも一つのイデオロギーに統一された、筋の通り切ったものであった。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
作例 · 標準
「ラーメン一丁、麺は固めで!」と、彼は店に入るなり威勢よく叫んだ。
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この炊飯器のメニューで『しゃっきり』を選ぶと、少し固めのご飯が炊ける。
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私は沈み込むようなソファよりも、背筋が伸びる固めの椅子の方が好みだ。
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「このクッキー、ちょっと固めに焼きすぎちゃったかな?」
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