ずぶり
ずぶり異読 ズブリ
副詞副詞-と
標準
stabbing through
文例 · 用例
外からバタバタ眼つきをかえて駈け込んで来て、いきなり、ずぶりですからね。
— 太宰治 『眉山』 青空文庫
一生懸命に……一生懸命に……、そして立泳ぎのようになって足を砂につけて見ようとしたら、またずぶりと頭まで潜ってしまいました。
— 有島武郎 『溺れかけた兄妹』 青空文庫
と見ると、藤紫に白茶の帯して、白綾の衣紋を襲ねた、黒髪の艶かなるに、鼈甲の中指ばかり、ずぶりと通した気高き簾中。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
火の影ならず、血だらけの抜刀を提げた、半裸体の大漢が、途惑した幟の絵に似て、店頭へすっくと立つと、会釈も無く、持った白刃を取直して、切尖で、ずぶりとそこにあった林檎を突刺し、敵将の首を挙げたるごとく、ずい、と掲げて、風車でも廻す気か、肌につけた小児の上で、くるりくるりとかざして見せたが、「あはは。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
一間ばかりの木の枝を持ち、黙つて走つて行つて、ざんぶと渓流に突入し、ずぶりとやつた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
」 とあげ膝で、ボコポン靴をずぶりと脱いで、装塩のこなたへボカン。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
命は、それをもすかさず、階段の下に追いつめて、手早く背中をひっつかみ、ずぶりとおしりをお突き刺しになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
その刀も深くずぶりと手答えがしたが、それもすこしも血が流れなかった。
— 田中貢太郎 『切支丹転び』 青空文庫
作例 · 標準
鋭いナイフを、分厚いステーキ肉の真ん中にずぶりと刺した。
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氷の表面に、ピックをずぶりと打ち込んで穴を開ける。
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暗闇の中で、冷たい刃物が背中にずぶりと食い込む感経がした。
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標準
sinking into (mud, water, etc.)
作例 · 標準
長靴を履いていても、深い泥の中にずぶりと足が沈むと焦る。
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砂浜に立てたパラソルの支柱が、風に煽られてずぶりと埋まった。
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豆腐の中にスプーンをずぶりと沈め、大きく掬い取った。
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