総収
そうしゅう
名詞
標準
文例 · 用例
花袋については、花袋全集の刊行されている今日、その文学的総収穫について、統一した見解が、定めて下されることであろうが、私は彼の紀行文について多く世に知られていない功績をあげたいと思う。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
(昭和十年三月、渋柿)曙町より(二十四) ある大きな映画劇場の入場料を五十銭均一にしたら急に入場者が増加して結局総収入が増すことになったといううわさがある。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
当日の総収入は一切ル氏に贈る定めなので、他の俳優は全く無報酬で一座し、凡ての費用は劇場の負担である。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
又、一ヶ年の小麦の総収穫から割り出して国の広さを測り出さうとしたアマチアもありましたが、計算の途中で麦畑でない地面もあるのに気がついて中止しました。
— 尾形亀之助 『障子のある家』 青空文庫
農村で集団農場がどんなに殖えたかは、去年の穀物総収穫が、一昨年の七千百七十万トンに比べて八千六百六十万トンに増加したことで明らかだ。
— 宮本百合子 『なぜソヴェト同盟に失業がないか?』 青空文庫
これを阻害するのは十分一税または総収入に比例する租税のみである。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
わしの耳は、たしかだと思ふが、お前さんは、生椎茸にしてホダ木の重量の一割が、六年間の総収量と言はなかつたかね?
— 岸田國士 『椎茸と雄弁』 青空文庫
しかし進歩的な国においても静止的な国においても、すべての租税が終局的に支払われるのは、国の総収入からである。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫