名望家
めいぼうか
名詞
標準
person of great renown
文例 · 用例
」法奥沢村の名望家が、「船さ出れば乗るのですがな、都合さ悪ければ休屋まで歩行きますかな。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
しかし間もなく、勝家に次ぐ名望家、丹羽長秀の言葉が紛糾の一座を決定に導いた。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
この名望家の令嬢で、この先生の令閨で、その上音楽の名手と謂えば風采のほども推量られる、次の室の葭戸の彼方に薔薇の薫ほのかにして、時めく気勢はそれであろう。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
少禿天窓てらてらと、色づきの好い顔容、年配は五十五六、結城の襲衣に八反の平絎、棒縞の綿入半纏をぞろりと羽織って、白縮緬の襟巻をした、この旦那と呼ばれたのは、二上屋藤三郎という遊女屋の亭主で、廓内の名望家、当時見番の取締を勤めているのが、今|向の路地の奥からぶらぶらと出たのであった。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
土地の名望家として聞え、沼津ではたゞ「閣下」とだけで通つてゐる。
— 野蒜の花 『樹木とその葉』 青空文庫
大名華族中第一の名門で重厚謹厳の噂の高い、華族中おそらく第一の名望家といってもよいあのM侯爵です。
— 菊池寛 『M侯爵と写真師』 青空文庫
今内閣を組織させるのは惜しい」なんていいましたが、朝野を通じて名望家といえば、あの人以上の人はちょっとありますまいね。
— 菊池寛 『M侯爵と写真師』 青空文庫
後任市長が無いというので、方々の人格者や名望家なぞに市会の銓衡委員が押しかけてまわったが、みんな体よく断られた。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
作例 · 標準
彼の父は、地域の名望家として皆から尊敬されていた。
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その慈善団体は、多くの名望家からの寄付によって支えられている。
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彼女は若くして学界の名望家となり、注目を集めた。
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