僻邑
へきゆう
名詞
標準
remote village
文例 · 用例
然かもかういふ孤島の僻邑に能の催しがあらうなどゝは夢にも思ひ設けなかつた所である。
— 長塚節 『佐渡が島』 青空文庫
世に変人奇物とて、ことさらに山村|僻邑におり世の交際を避くる者あり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
たとえば今、日本大政府の諸省に用うる十露盤も、寒村|僻邑の小店に用うる十露盤も、乗除の声に異同なきは、上下の勘定法に関所なきものなり。
— 福沢諭吉 『小学教育の事』 青空文庫
一、寒村僻邑をして、善良なる図書に接し易からしむ。
— 佐野友三郎 『米国巡回文庫起源及び発達』 青空文庫
荒陬僻邑識ラザル者トイヘドモ、必※中ニ入レ、釐テ二巻トナシ命ジテ名家詩録トイフ。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
ウィーンの大都会にして、なおわが国の村落僻邑に存するものと同一の風習あるを見る。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
作例 · 標準
地図の隅にひっそりと記された僻邑を訪れると、そこには古き良き日本が残っていた。
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僻邑の平穏を乱すような外来者の無遠慮な振る舞いに、村人たちは警戒心を抱いた。
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文献によれば、その僻邑にはかつて落武者たちが隠れ住んでいたという伝説がある。
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