寡男
やもお
名詞
標準
widower
文例 · 用例
利根の鉄橋を越えて行くに夏|蕎麦をつくる畑|干瓢をつくる畑などあれば埼玉や古河のあたりの夏蕎麥のなつみこめやもおほに思はゞ麥わらをしける廣畑瓜の畑葉かげに瓜のこゝたく見ゆるなど口ずさむ。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
それからはやもおりました。
— 宮沢賢治 『毒もみのすきな署長さん』 青空文庫
「いずれ改めてお礼ながら、この歌の返しの有りや無しやもお知らせ申しにまいりまする。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
それは何時ぞやもお咄したとおり、あの方はお齢も若いし、美しい御顔でもあるし私が行ったりするのは、憚からなけりゃなるまいと思っています。
— 長谷川時雨 『樋口一葉』 青空文庫
婆やもお女中もゐない家庭なので、ふしぎに思つて、ある時、訊いてみると、新婚二年ぢかい若奧さんは、「えゝ、宅では、出かける時、ベビーにミルクをたんと飮ませておいて、家の中のハンモツクに、落ちないやうに縛つて入れておくんですの。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
こんやもおでかけかね?
— NILS HOLGERSSONS UNDERBARA RESA GENOM SVERIGE 『ニールスのふしぎな旅』 青空文庫
それも急に云いだしたことで、忠左衛門夫婦にはいやもおうも云うひまがなかった。
— 山本周五郎 『桑の木物語』 青空文庫
正篤には供のゆるしを得てあったのだが、間際になってその係りから云いわたされ、いやもおうもなく江戸に残されてしまった。
— 山本周五郎 『桑の木物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年寡男として一人で子供を育ててきた。
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その村には、戦争で妻を亡くした寡男が数人住んでいた。
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彼は寡男になってからも、亡き妻を思い続けていた。
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