銭箱
ぜにばこ
名詞
標準
cash box
文例 · 用例
この途端に颯と瞼を赤うしたが、竈の前を横ッちょに、かたかたと下駄の音で、亭主の膝を斜交いに、帳場の銭箱へがっちりと手を入れる。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
栄蔵は賽銭箱の前の冷い畳の上に坐つた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
兄弟子は良寛さんがいつてしまふと、急いで御堂の方へまはり、賽銭箱に手をかけた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
あつちへごてん、こつちへごてんと賽銭箱はころがされた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
三 旅の人や、町へゆく人は、しんたのむねの下の椿の木に、賽銭箱のようなものが吊るされてあるのを見ました。
— 新美南吉 『牛をつないだ椿の木』 青空文庫
「地蔵さんも何もないのに、なんでこんなとこに賽銭箱があるのじゃろ。
— 新美南吉 『牛をつないだ椿の木』 青空文庫
扉の方へうしろ向けに、大な賽銭箱のこなた、薬研のような破目の入った丸柱を視めた時、一枚|懐紙の切端に、すらすらとした女文字。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
」 賽銭箱の傍を通って、格子戸に及腰。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
作例 · 標準
泥棒は、家の隠し場所から銭箱を見つけて持ち去った。
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祖父は大切な硬貨を、頑丈な銭箱に保管していた。
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お店のレジの横に、募金用の小さな銭箱が置いてある。
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