東北弁
とうほくべん
名詞
標準
Tōhoku dialect
文例 · 用例
放送演説の名人といわれていた故永田青嵐ですら、いつ聴いても「私は砕けて喋っていますよ」といった同じ調子が見え透いてうんざりさせられるし、この人を真似た某大官の演説は、砕けすぎて気を許したのか、お国言葉の東北弁まるだしだ。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
女中はつつましいが、想像していたような東北弁ではない。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
入学の宣誓式の時、生徒主事のG教授が長時間にわたって生徒の赤化に就て注意的訓話を述べたが、G教授は物凄い東北弁で、喋っていることの意味がちっとも分らなかった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
「どうだね、うまい菓子があるかね」「みんな、うまいかすだわね」菓子屋のねえさんは、東北弁まる出しで答えた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
東北弁の重い口ながらも彼は淀みなしにいろいろの話を仕掛けて、一時間ほども炉のまわりを賑わした。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
F氏は持前の東北弁で話し出した。
— 初出未詳 『茶話』 青空文庫
」東北弁の若い刑事が笑顔で答へて、「実際いつ来るか判りもしないものに、始終びく/\ものでゐたのでは、人間は一日も生きて行かれませんからね。
— 徳田秋聲 『フアイヤ・ガン』 青空文庫
宮城野信夫「白石噺」の作者は、義太夫の文学の中に信夫のひどい東北弁をとり入れ、それが交通不便で、その東北弁の真偽を見わける機会もない当時にあっては珍しく、そこが所謂新趣向として都会の閑人たちの耳をたのしませたのであった。
— 宮本百合子 『村からの娘』 青空文庫
作例 · 標準
彼の話す東北弁は、故郷を思い出させる温かみがある。
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初めて東北を訪れた時、現地の人の東北弁がほとんど理解できなかった。
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東北弁のイントネーションは独特で、聞いていると面白い。
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