尊卑
そんぴ
名詞
標準
high and low
文例 · 用例
然るに南方の文帝、元嘉の年中、京洛の婦女子、皆悉く愁眉、泣粧、墮馬髻、折要歩、齲齒笑をなし、貴賤、尊卑、互に其の及ばざるを恥とせり。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
子供に交って遊んだ初から大人になって社交上尊卑種々の集会に出て行くようになった後まで、どんなに感興の湧き立った時も、僕はその渦巻に身を投じて、心から楽んだことがない。
— 森鴎外 『百物語』 青空文庫
一家トハ父妻子女及ヒ直系ノ尊卑族ヲ一括シテ云フ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
豪信法印の筆跡としては花園天皇の宸影殘れり、それに天皇の宸筆にて奧書せられし所と、豪信の系圖として傳はる所との間には、信實の子孫としての代數の相違を見出すも、尊卑分脈によりて其疑問は決せられ得べし。
— 内藤湖南 『日本の肖像畫と鎌倉時代』 青空文庫
爾後病牀|寧日少く自ら筆を取らざる事数月いまだ前約を果さざるに、この事世に誤り伝へられ鉄幹子規|不可並称の説を以て尊卑軽重に因ると為すに至る。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
わたくしは自己の敬愛している抽斎と、その尊卑二属とに、香華を手向けて置いて感応寺を出た。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
逍遙子とても、固有、折衷、人間の三目を立てゝ流派とせしは、あながち尊卑を其間に置かざりしにはあらざるべし。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
此に竹里の直接尊卑属を挙ぐれば、「伝五郎惟宣、千蔵公遷、常太綱」であつて、諸書の載する所と何の異なる所も無い。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
古くからの社会には、厳然たる尊卑の区別があった。
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彼の言葉には、尊卑に関わらず人々に平等に接する姿勢が表れていた。
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現代社会では、尊卑の差はほとんど意識されない。
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