デンと
デンと異読 でんと
副詞
標準
imposingly
文例 · 用例
明治の日本人がステンショとかオーフルコートとか称したことを考え、昭和の吾々がビルジングとかブデンとか云っていることを考えればこれくらいはゆるしてもらってもいいであろう。
— 寺田寅彦 『短歌の詩形』 青空文庫
」「上の野原の入り口にモリブデンという鉱石ができるので、それをだんだん掘るようにするためだそうです。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
なほ心安からず、みづから我が心なかりしを悔いたりしに、次の朝に至りて更に十三の花咲けり、嬉しさいふべからず、やよや人々又シヽデンといふことなかれ、我が家のものいふ花ぞと、いとせめて愛であへりし、其の日、日曜にて宙外君立寄らる。
— 泉鏡花 『草あやめ』 青空文庫
デンデンと三味線が太く哀調を予想させ、太夫が腹にいれた木の枕をしっかと押えて、かつて小出楢重氏が大阪人は浄瑠璃をうなる時がいちばん利口に見えるといわれたあの声をうなり出し、文五郎が想いをこめた抱き方で人形を携えて舞台にあらわれると、ああここに大阪があると私は思うのである。
— 織田作之助 『大阪発見』 青空文庫
「でも、美沢さんって方、気が小さくて神経質でしょう、お姉様はデンと落着いている方でしょう。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
「風俗壊乱」の文士らしく若気の至りの放蕩無頼を気取って、再びデンと腰を下し、頬杖ついて聴けば、十銭芸者の話はいかにも夏の夜更けの酒場で頽廃の唇から聴く話であった。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
スウェーデンと日本と遠方ながら似たところが面白くて書き付けた。
— 兎に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
同書一九四―六頁にクヲテンの妻、パールデンと通じ夫を愛せぬ故、クヲテン怒て奸夫を殺さん迚逐ひ廻るを見て、クヲテンの母パールデン、荊棘に鈎られて留まれと詛ふと、果して棘に留められた所をクヲテンが殺した。
— 南方熊楠 『詛言に就て』 青空文庫
作例 · 標準
彼は部屋の真ん中にデンと座った。
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大きな犬が玄関にデンと構えている。
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デンとした態度で、彼女はみんなを黙らせた。
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