得法
とくほう
名詞
標準
文例 · 用例
たとひ、天下にゆるされ、能に得法したりとも、それにつけても、よき脇のして(仕手)を持つべし。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
実験と自然観察とに結び付いている帰納の論理は、彼の知識獲得法乃至知識拡大法に他ならなかった。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
サンピエトロの堂内に、彼得法王の偶像あり。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
第一版における右に該当するものは次に如くである、―― 第三章――『狩猟が主たる職業であり唯一の食物獲得法となっている人類の最も蒙昧な状態にあっては、生活資料は広大な地域に散在しているので、人口は必然的に比較的稀薄でなければならない。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
又、町医者などには、催眠術的な説得法を診察にとりいれている例が少くはない。
— 巷談師退場 『安吾巷談』 青空文庫
「ただ身心を仏法に投げすてて、さらに悟道得法までをも望むことなく」、修行しなければならぬ。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
その物その人を敬うのではなくしてその得法を敬うのである。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
「われは大比丘なり、年少の得法を拝すべからず。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫