革表紙
かわびょうし
名詞
標準
leather cover
文例 · 用例
」と牧師は女のやうな繊細な手をして革表紙の聖書をとんと叩いた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
では、何時になつたら済むといふのだ、念のため教へて欲しいと友達がいふと、フイシユは革表紙の擦り切れた新約全書を机の上から引張り出して、「有難いのは、この本だよ、ちやんと今度の戦争の終末期まで出てゐるから、大したもんさ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
もとの外套室に帰つてめい/\外套を着込まうとする際、リイドの友達はポケツトに手を突込むでゐたが、一寸不思議さうな顔をして、革表紙の大形の手帳をその中から引張り出した。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
主が特別の恩恵を垂れ給うたのですよ」 長い髯の男は手にしていた古い革表紙の手擦れた聖書を振って言った。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
ところどころに書入のしてある古く手擦れた革表紙の本だ。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
ホノルル・ブロオドウェイの十仙店で、ぼくは、紅のセエム革表紙のノオトを買いました。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
一人は左の腋に革表紙の金字の書物。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
彼は思い出して、机のひきだしの奥から、例の青い革表紙の手帖をとりだして、にやりにやりと笑いながら、いくども読みかえした。
— 海野十三 『脳の中の麗人』 青空文庫
作例 · 標準
父の書斎には、何十年も読み継がれた革表紙の分厚い本が並んでいる。
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特別な日の写真アルバムは、高級感のある革表紙を選んだ。
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図書館の奥で、歴史を感じさせる革表紙の辞書を見つけた。
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この聖書は、手に馴染む革表紙で、開くたびに心が落ち着く。
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