蛮風
ばんぷう
名詞
標準
barbarous customs
文例 · 用例
私がフェルト草履を、きらうのは、何も自分の蛮風を衒っているわけではない。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
「都会生活者には到底想像もつかない素晴しい蛮風がいくらでも遺つてゐるよ。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
ここは南蛮屋の奥座敷、屋号に似つかわしい南蛮風の部屋で、青い絨緞、オレンジ色の壁、白堊の天井、黒檀細工の円卓、ギヤマン細工のランプなど、この時代には珍しい、異国趣味が漂っている。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
思うに、この蛮風も風土的必要に応じて発生したものであろう。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
これ等の事件は、皆維新前の蛮風だと云ふけれども、明治の代になつても、矢張り、湖南事件や、馬関騒動や、京城事変があつたではないか。
— 勝海舟 『黙々静観』 青空文庫
百千年来蛮勇狼藉の遺風に籠絡せられて、僅に外面の平穏を装うと雖も、蛮風断じて永久の道に非ず。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
「広く智識を世界に求め云云」と仰せられた維新の御誓文を拝したる以後の国民は、何よりも思想を重んずべきはずであるのに、今なおそのような蛮風の遺っているのは困ったものである。
— 与謝野晶子 『婦人と思想』 青空文庫
また重豪は、御国風の蛮風を嫌って、鹿児島に遊廓を開き、吉原の大門を、模倣して立てた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
作例 · 標準
その国には、いまだに蛮風が残っている地域がある。
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文明開化により、多くの蛮風が改められた。
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彼は異国の蛮風にも臆することなく、現地の人々と交流した。
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