睨み返す
にらみかえす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to stare back (at)
文例 · 用例
和田が、睨み返すと「斬るな。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
此処へ出入りする人人は男も女も皆選ばれて来た優者の風があり、額がしつとりと汗ばんで、光を睨み返すやうな目附をして、口は歌ふ前のやうにきゆつと緊り、肩と胸が張つて、腰から足の先まではきやしやな、しかも堅固な植物の幹が歩るいてゐるやうである。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
最初は単純に招代であつたのが、次には其片手間に邪神を睨み返すことゝなり、果は蘇民将来子孫とか、鎮西八郎宿とか言ふ様に英雄神の名に托して、高く空よりする者の寄り来るを予防した次第である。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
睨まれゝば、睨み返すのが、彼等の生活であつた。
— 折口信夫 『ごろつきの話』 青空文庫
安川がタツノの視線を睨み返すと、タツノは忽ち鼻皺をきざみ、最初の一日の寝姿のやうに、今にも××××××××××××××××××××だつた。
— 坂口安吾 『老嫗面』 青空文庫
竜之助もまた沈み切った眼付でお浜を睨み返す。
— 鈴鹿山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
小刀の短いわりに、刀は四尺もあらんと思われる大きなのを横に差し、頭の頂辺から竜之助を見下ろして進んで来たので、「いかにも一人旅」 竜之助も、それを睨み返すような気持で、例の無愛想な返事です。
— 壬生と島原の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」と鍋の中へ箸を半分入れながら、仏頂寺弥助が睨み返すと、「旦那方、御冗談もいいかげんになすっていただきてえもんでございます」 そいつらがズカズカとはいって来て、膝ッ小僧をズラリと、仏頂寺、丸山の前へ並べたものですから、なんじょうたまるべき、「何が、どうした!
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
彼が睨んできたので、私も負けじと睨み返した。
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挑発的な視線に、彼女は臆することなく睨み返した。
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鏡に映った自分と、じっと睨み返した。
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