在らしめる
あらしめる
動詞-一段
標準
to bring into existence
文例 · 用例
性のいい金か、悪い金か、それは知らないが、この金の行きどころは洛北岩倉村にあるので、山科光仙林に置くべきものではない、在るべきところへ在らしめるように働くのはおよそ人生の義務であるという建前から、いけ好かない野郎と同行の不快を忍んで、金かつぎの役目に廻った次第です。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
私は当分小説にかかりきって、在らしめる術を行います。
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
こういうことも私は、前便で書いた、芸術は在らしめること、客観的に在らしめなければ、どんなよい意図もないに等しい、というあのことを感じ直させました。
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
支配人佐藤を呼び、傍に在らしめる。
— 昭和三十三年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
その中に無駄のあることを予想してかかる仕事こそ、却ってその無駄を意義あらしめる結果になるのだ。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
私が一つの言葉を申し出る時、私以外の誰が、そして何が、私がその言葉をあらしめるようにあらしめ得るか。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
潤色は在るものをよりよくすることであり、創造は在らざりしものをあらしめることである。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
かれは新聞の一回一回を面白く変化あらしめることに深い注意を払つた一人である。
— 田山録弥 『尾崎紅葉とその作品』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日在らしめるについて考えている。
在らしめるという言葉は日本語で重要だ。
彼は在らしめるの意味を理解している。
この文には在らしめるが含まれている。