氷室
ひむろ異読 ひょうしつ
名詞頻度ランク #30286 · 青空 160 例
標準
ice house
文例 · 用例
私が目ざしてゆくのは杉林の間からいつも氷室から来るような冷気が径へ通っているところだった。
— 梶井基次郎 『筧の話』 青空文庫
雫落ちて、雪の塊は氷室より切出したるまゝ、未だ角も失せざりき。
— 泉鏡花 『紫陽花』 青空文庫
その供養のために、毎年六月の一日は、氷室の朔日と云って、少い娘が娘同士、自分で小鍋立ての飯ごとをして、客にも呼ばれ、呼びもしたものだに、あのギラギラした小刀が、縁の下か、天井か、承塵の途中か、在所が知れぬ、とあっては済まぬ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
銀色の光のなかに、そろひゆく櫂のなげきしらしらと、或は仄の水鳥のそことしもなき音のうれひ、河岸の氷室の壁も、はた、ただに真昼の白蝋の冷みの沈黙。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
また間の抜けて淫らなる支那学生のさへづりは氷室の看板かけるペンキのはこび眺むるごとく、印刷の音の中、色赤き草花|凋え、ほどちかき外科病院の裏手の路次の門弾はげにいかがはしき病の臭気こもりたり。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
遡航は氷室山の麓は赤松の林と断崖のほそぼそとした嶮道に沿って右へ右へと寄るのが法とみえる。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
また、津島の神主氷室氏、絵くに膠の入りたる墨を使わず、筆の毛は忌まざるにや」。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
遡流は氷室山の麓を赤松の林と断崖のほそぼそした嶮道に沿つて右へ右へと寄るのが法とみえる。
— 北原白秋 『日本ライン』 青空文庫
作例 · 標準
昔の人々は、夏でも氷を得るために氷室を利用した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
山の奥深くには、自然の氷が一年中残る氷室がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
江戸時代には、将軍家のために氷室から氷が献上されたという。
幻辭AI · gemini-2.5-flash