貝母
バイモ異読 ばいも
名詞
標準
fritillary (Fritillaria verticillata var. thunbergii)
文例 · 用例
形は貝母に似て、暗緑帯紫の色、一つは咲いて花弁が六つ、黄粉を包んだ蘂が六つ、莟が一つ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
商人はその教えの通りに、あらゆる物を与えると、唯ひとつ貝母という草に出逢ったときに、かの腫物は眉をよせ、口を閉じて、それを食おうとしなかった。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
これが適薬だ」 彼は小さい葦の管で、腫物の口をこじ明けて、その管から貝母の搾り汁をそそぎ込むと、数日の後に腫物は痂せて癒った。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
ヒアシントや貝母も花壇の土を裂いて葉を出しはじめた。
— 森鴎外 『サフラン』 青空文庫
貝母の芽地中より現れ出でたり。
— 断膓亭日記巻之二大正七戊午年 『断腸亭日乗』 青空文庫
貝母枯れ、芍薬の蕾漸く綻びむとす。
— 断膓亭日記巻之二大正七戊午年 『断腸亭日乗』 青空文庫
作例 · 標準
春の訪れとともに、庭の片隅で可憐なバイモの花が咲き始めた。
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バイモの鱗茎は漢方薬としても利用され、咳止めなどに効果があるとされている。
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山菜採りに出かけたら、ひっそりと咲くバイモを見つけて、季節の移ろいを感じた。
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