舐め回す
なめまわす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to lick all over
文例 · 用例
おととしの秋、社員全部のピクニックの日、ふだん好きな酒も呑まず、青い顔をして居りましたが、すすきの穂を口にくわえて、同僚の面前にのっそり立ちふさがり薄目つかって相手の顔から、胸、胸から脚、脚から靴、なめまわすように見あげ、見おろす。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
ツルガ博士の観測は、いつまでたっても双眼鏡で沼の面をなめまわすだけであったから、しまいにマルタン氏もたいくつして、こっくりこっくり居眠りをはじめた。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
ねえ君なめまわすようにお前が問いかけるのにも女はしばらく答えなかったがやがてボロボロ泣き出して「ジが出た」と言う「ジ?
— 三好十郎 『殺意(ストリップショウ)』 青空文庫
友だちがみんなで、「きたない、きたない」と言ってもE子は一向に取り合わないのも道理で、三匹のチョビはE子が校門に現われるのを待ち受けていて我がちにE子のところへ駆け寄り、E子の胸に泥足をかけてE子の顔や脣までペロペロとなめまわすのをE子は平気で犬のするにまかしているのである。
— 佐藤春夫 『愉快な教室』 青空文庫
でも、クララ・ボウみたいなイット(性的魅力)はないな」 なめまわすみたいな眼をクララの身体にそそいで、「どこの生れだ」「東京です」「うそつけ」「ほんとよ」「言葉に訛りはないな。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
作例 · 標準
母犬が生まれたばかりの子犬を、慈しむように全身を舐め回している。
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骨付き肉に残ったわずかな旨味を求めて、犬が必死に骨を舐め回した。
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「いやらしい視線で全身を舐め回すように見るのはやめてください」
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