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段畑

だんばた
名詞
1
標準
文例 · 用例
ちやうど野外劇場式の後ろ高に蜜柑の段畑が円形に繞つてゐる。
北原白秋 蜜柑山散策 青空文庫
段畑と入れ交つた繁みのスロウプは滑らかな芝に覆はれてゐた。
牧野信一 熱海線私語 青空文庫
アッダ Adda の流れは、雲の沈んだテリーナの谷底をのたくって、石屋根の百姓家、低い石垣にしきられた段畑の、ここに一村、あすこに一かたまりと、犬小屋のような小村にも、朝の鐘は鳴りわたる。
辻村伊助 スウィス日記 青空文庫
「打刀を差した男めらが、段畑にむらむらと群れて……はて、それはまたどうしたことだ」 話の仕掛が大袈裟なので、道益は、ことによったら風摩の一味かと仰天したが、間もなく思いあたることがあったので、むむと渋り笑いをした。
久生十蘭 うすゆき抄 青空文庫
「山武士態のが、小夜更けの段畑で、鋤を振っていたというのだな。
久生十蘭 うすゆき抄 青空文庫
だから神殿・宮殿・要塞・段畑・道路・水道などの構築は実に豊富且つ壮大であった。
日本の悲劇 鎖国 青空文庫
水道による灌漑は乾燥地の農耕をも可能にしたが、更にペルー人は段畑の構築によって山や丘をも耕地に化した。
日本の悲劇 鎖国 青空文庫
こういう段畑や穴畑にペルー人は鰯の肥料や鳥糞などを用いて穀類野菜類を栽培した。
日本の悲劇 鎖国 青空文庫