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馳せ付ける

はせつける
動詞
1
標準
文例 · 用例
やがて間もなくこの伝騎は昆虫館へ馳せ付けるだろう、そうしたら何かが語られるだろう。
国枝史郎 神秘昆虫館 青空文庫
寮から、人が、三鷹の義兄の許に馳せつける。
太宰治 犯人 青空文庫
箱や袋を山のように積み上げた、土豪劣紳の馬車は、あとからあとからつゞいて馳せつける。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
」夜中の二時頃、俺が集合場に馳せつけると、志願兵上りの少尉が見つけてガミガミ云う。
黒島伝治 防備隊 青空文庫
秀孝の兄の信行は之を聞いて末森から馳せて守山に来り城下を焼き払い、信長また清須から馬を馳せつける騒ぎであった。
菊池寛 桶狭間合戦 青空文庫
(もし、誰かが深雪を見つけて、馳せつけるようなら、もう一度、忍んで行って、何んとか、助けてやらずばなるまいが――) 小藤次は、闇で見えぬ広縁の方へ、深雪の姿を、何うかして、探し出そうとするように、眉をひそめて、首を延して見た。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
そこへ蹄音高く、お新を抱いて馳せつける佐々木「お新――」 と、微かに来馬甚七の断末魔、左手にお俊の亡骸を、右に泣きくずれるお新の手をとって、今に残る雲母阪の心中物語。
直木三十五 新訂雲母阪 青空文庫
皆歓声をあげて馳せつける。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
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