夕景色
ゆうげしき
名詞
標準
evening scene
文例 · 用例
海濱の其處此處には、毛布や、帆布や、其他樣々の武器等を應用して出來た、富士山の摸形だの、二見ヶ|浦の夕景色だの、加藤清正の虎退治の人形だのが、奇麗な砂の上にズラリと並んだ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
が、取立てて春雨のこの夕景色を話さうとするのが趣意ではない。
— 泉鏡太郎 『雨ふり』 青空文庫
道子はこういう夕景色をゆっくり眺めたのは今春女学校を卒業してから一度もなかったような気がした。
— 岡本かの子 『快走』 青空文庫
上野へでも、秋の夕景色はまた格別ですよ。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
料理屋の二階からは、紫ばんだ東山の夕景色が絵の様に見えた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
又|夕ともなって夕風が桂の樹にあたってさやさやと樹の騒ぐ時には潯陽江の夕景色を想ったりするのである。
— 鴨長明 『現代語訳 方丈記』 青空文庫
曇っているもんだから、夕景色が朝景色に見えたんだ。
— 夢野久作 『山羊髯編輯長』 青空文庫
「あの頃の大川の夕景色は、たとい昔の風流には及ばなかったかも知れませんが、それでもなお、どこか浮世絵じみた美しさが残っていたものです。
— 芥川龍之介 『開化の良人』 青空文庫
作例 · 標準
窓から見える夕景色は、絵画のように美しく、心を和ませた。
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彼女は故郷の夕景色をこよなく愛し、よくスケッチに出かけた。
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茜色に染まる空と、静かに家路を急ぐ人々の夕景色は、ノスタルジーを誘う。
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