初春
はつはる
名詞
標準
early spring
文例 · 用例
初春の空に淡く咲く|てふ、白夢のような侘しい花。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
無論その間ぎわの数日の気温の高低はかなりの影響をもつには相違ないが、それにしてもこの現象を決定する因子はその瞬間の気象要素のみではなくて、遠くさかのぼれば長い冬の間から初春へかけて、一見活動の中止しているように見える植物の内部に行なわれていた変化の積算したものが発現するものと考えられる。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
そういう考えから、素人の道楽半分に少しばかり調べてみた結果をこの昭和三年の初春のにぎわいまでに書いてみる。
— 寺田寅彦 『日本楽器の名称』 青空文庫
雪もよいの空ではあるが、日差しに張りのある初春の或る朝であった。
— 岡本かの子 『酋長』 青空文庫
ところが、去年の初春、本籍地の区役所へ出掛けねばならぬ用向きが生じた。
— 織田作之助 『木の都』 青空文庫
よい初春が来るよう。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
「それでも、初春の松の内を、血でお穢しなさるのはよろしくないと思いますが」「そうか、さらば十五日過ぎてからにする」 そう云うかと思うと主膳は小柄を脱いて起ちあがり、いきなりお菊の右の手首を掴んで縁側に出て、その手を縁側に押しつけて中指を斬り落した。
— 田中貢太郎 『皿屋敷』 青空文庫
しかし初春の狂言には曽我を演ずるを吉例としてある。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
作例 · 標準
初春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
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初春のやわらかな日差しが、凍える心を温めてくれるようだ。
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初春の七草粥を食べて、一年の無病息災を願った。
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標準
New Year
作例 · 標準
初春を寿ぎ、今年も家族みんなで集まることができた。
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初春の風物詩といえば、やっぱり箱根駅伝だね。
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初春の祝い酒を交わしながら、今年の抱負を語り合った。
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