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改まり

あらたまり
名詞
1
標準
文例 · 用例
とまれ、一度に改まりもしまいが、なるべくはよいやうにと、詩稿の事も少しは考量に入れなくては、不可まいではないか。
中原中也 よもやまの話 青空文庫
人一人殖えた事ゆえ、これはさもあるべき事ながら、唯怪しむ可きはお勢と席を同した時の文三の感情で、何時も可笑しく気が改まり、円めていた脊を引伸して頸を据え、異う済して変に片付る。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
わが日ごとの業もかはり、われに交る人の面も改まりて、定なき演劇めきたる生涯の端はこゝに開かれぬ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
姫は早や天に許嫁し給ひて、御名さへエリザベツタと改まりぬ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
葉子を故意に威圧しようとたくらむわざとな改まりかたも見えた。
有島武郎 或る女 青空文庫
章魚木の島から華の都へと出て来ても、此の傾向は容易に改まりそうもない。
中島敦 章魚木の下で 青空文庫
二名の看護婦が何か艶ツぽい聲をあげてきやツ/\と笑つてゐたが、義雄等の這入つて來たのを見て、急にしをらしい態度に改まり、火をつけたまま手に持つてゐた線香を棺の前の香皿にさし、「南無阿彌陀佛、南無阿彌陀佛」と不慣れらしい聲で合唱した。
毒藥を飮む女 泡鳴五部作 青空文庫
僕の試みは試みで終ってしまって、何等の成功をも見なかったが、後継者は段々勝手の違った物を出し出しして、芝居の面目が今ではだいぶ改まりそうになって来ている。
森鴎外 百物語 青空文庫