飢民
きみん
名詞
標準
starving people
文例 · 用例
そこで人々鼠穴を窮め、五、七|斛を獲る者あり、相伝えてこれを劫鼠倉といい、飢民皆出て鼠穴に食を求め済活甚だ多し(『類函』四三二)。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
元大坂の吟味与力の陽明学者の大塩平八郎が飢民救済の大旆のもとに大坂城代を焼き打ちしたのはすなわちこの頃の事である。
— 国枝史郎 『開運の鼓』 青空文庫
2「去年からかけて天候不順、五穀実らず飢民続出、それなのに官では冷淡を極め、救恤の策を施そうともしない。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
天明三年襄年四歳信州浅間山火を発し灰関東の野を白くし、次で天下大に飢へ、飢民蜂起して富豪を侵掠す。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
また、路傍の飢民をどうするかである。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
当然|痩土の飢民の眼からは、常にそこは大きな物質の対照にされるだろう。
— 吉川英治 『人間山水図巻』 青空文庫
その鉄眼はまた、飢饉の年でもあると、そんなにして集めた大蔵経のための浄財を投じて、買えるだけの米を買い、大坂、京都、江戸の三都で、飢民を救った。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
京職は、病人や飢餓の者を、洛外の施薬院と悲田院に、収容したが、すぐ入れきれなくなり、さらに、関をこえて、地方の飢民まで、都にはいり込んでくる。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
作例 · 標準
戦争後、多くの飢民が食料を求めて街をさまよった。
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飢饉により、国中が飢民で溢れかえっていたと記録されている。
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遠い異国の地で、飢民救済のための支援活動が続いている。
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