発玉
はつたま
名詞
標準
文例 · 用例
川甚の小さい船で、乘込んだのは、主人の五郎次郎とお孃さんの玉枝さん、それに下女のお鶴に、あのヘラヘラ野郎の手代|粂吉」「船へ花火の不發玉が落ちなかつたか、お前は訊かなかつたことだらうな」「下女のお鶴はそんな事も言つて居ましたよ。
— 猿蟹合戰 『錢形平次捕物控』 青空文庫
多分不發玉が落ちて、彈ね返つて川へ落ちたことだらう――つて主人が言つて居たさうで」「その舳に粂吉が乘つて居たと思ふが――」「その通りですよ」「よし/\、それから」「槍の穗は宇古木家に傳はる、何んとかの名槍ださうですよ。
— 猿蟹合戰 『錢形平次捕物控』 青空文庫