断云
だん云
名詞
標準
文例 · 用例
また始めに、お孝が俺のものになった時は、知ったほどの誰も彼も、不断云う、赤熊だことの、膃肭臍だことの、渾名を止めて、浦島だ、浦島だ、言うたもんで。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
かるがると香煎を出したのは、言語道断云うばかりもない。
— 国枝史郎 『五右衛門と新左』 青空文庫
不断云ふには、己は死ぬるまで樺太の囚人に恩返しをしなくてはならないと云つてゐる。
— コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 『樺太脱獄記』 青空文庫
梅「ヘヽヽ今日明きましたんで、不断云ひ慣けて居るもんですから。
— 三遊亭円朝 『心眼』 青空文庫
やつぱり、おれが不断云ふ通りだ。
— 岸田國士 『運を主義にまかす男』 青空文庫
――寒いところは厭だ、厭だと不斷云つてゐるのに?
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
」と、お梅の方では皮肉のつもりで云つても、祖母の方では言葉通りに聞いて、「あれは海を見たい/\と不斷云つてゐたのだから、屹度喜んでるだらうよ。
— 正宗白鳥 『孫だち』 青空文庫