六波羅蜜
ろくはらみつ異読 ろっぱらみつ
名詞
標準
the six virtues (perfections) a Buddha elect practices to attain supreme enlightenment
文例 · 用例
さてかの舅氏国の王失せにければ、大国、小国、臣下等この王を忍びて迎え取りて、二箇国の王としてあり、細かには『六波羅蜜経』にぞ申しためると。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
熊楠いまだ『六波羅蜜経』を見及ばぬが、三国呉の時支那へ来た天竺三蔵法師康僧会が訳した『六度集経』五にラーマーヤナ譚あるを見出し、『考古学雑誌』四巻十二号へ載せた。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
だから「菩薩の行」として、仏教には六度、すなわち六|波羅蜜ということが説かれてありますが、その六波羅蜜の最初の行は布施です。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
この岸から彼の岸へ渡るのに、六つの行があるというのが、この六波羅蜜、すなわち六度です。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
布施と智慧との関係 ところで、ここで一言申しておきたいことは、最初に私は般若の智慧こそ、彼岸へ渡る唯一の道だといっておきましたが、ここではまた、布施が六度の母胎である、布施こそ六波羅蜜の根本であると申しました。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
般若とは六波羅蜜の最後の知恵と申すことで、この上もなく尊い言葉でございますそうですが、それが、どうして恐怖と嫉妬を現わす鬼女の面の名となりましたか、不思議な因縁でございます」 弁信が暗いところで、こんなことをいい出したものですから、勘八は気味が悪くなりました。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
たとい六波羅蜜を修し、五戒を守っても、頭の中の妄想が一期の障りとなって、まろは永劫に、輪廻の世界から逃れる事は出来ないだろう。
— 谷崎潤一郎 『二人の稚児』 青空文庫
古来、清盛の肖像には摂津築島寺の清盛|甲冑姿の像、山城六波羅蜜寺の法体像、京都曼殊院の束帯像など幾種となくありますが、いずれも端正な美丈夫で、積悪の酬いのため、赤鬼青鬼の迎えをうけ、炎の車で地獄へ持って行かれたとする入道相国の既成概念とは、およそ別人であることが分かります。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
作例 · 標準
菩薩は、布施や持戒などの六波羅蜜を実践することで悟りを目指す。
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彼は日々の生活の中で、六波羅蜜の教えを心掛けている。
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その僧侶は、人々に六波羅蜜の大切さを分かりやすく説いた。
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