建
けん
名詞
標準
文例 · 用例
それでも建ちは割合に高くて、簡単な欄間もあり銅の釘隠なども打ってある。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
絵画、彫刻、詩は前者に属し、模様、建築、音楽は後者に属する。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
次に、模様と同じく自由芸術たる建築において、「いき」はいかなる芸術形式を取っているか。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
建築上の「いき」は茶屋建築に求めてゆかなければならぬが、まず茶屋建築の内部空間および外形の合目的的形成について考えてみる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
このことを基礎的予件として、茶屋建築は「いき」の客観化をいかなる形式において示しているであろうか。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「いき」な建築にあっては、内部外部の別なく、材料の選択と区劃の仕方によって、媚態の二元性が表現されている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
なお竹のほかには杉皮も二元的対立の一方の項を成すものとして「いき」な建築が好んで用いる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
そうして、この床脇の有無がしばしば、茶屋建築の「いき」と茶室建築の「渋味」との相違を表わしている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫